1990年代初め、作家、講師およびガイドであるジョン・アンソニー・ウェストはボストン大学の地質学者ロバート・ショックとともに、エジプト・ギザの大スフィンクスに降雨による侵食の証拠がある事を明らかにし、これによりウェストは考古学会を揺るがす大衝撃を与えました。このような浸食が、最終氷河期から現在の間氷期へと気象が変化した最中あるいはそれ以前のみの北アフリカでスフィンクスが削られたことを意味し、それは紀元前10000年から同5000年まで何れかの千年紀になるからです. ”エジプト文明は発展したものではありません。それは遺産なのです。" ジョン・アンソニー・ウェスト
反対派の学者達が我々を黙させたと思う間もなく、思いがけない所から興味が寄せられました。MSNBCの科学技術ニュースが、年月を経たこの物語を取り上げてくれた事を皆様に喜んで報告します。 訳文 (原文 (http://www.msnbc.msn.com/id/5727486)
正統派メディアとのつき合いとは、素手で肉をやりながらトラと友達になろうとするようなものだと経験が私に教えてくれています。1つの間違った動作をすると、腕は噛みちぎられてしまいます。もしかすると、腹をすかせたトラはもっと・・・
簡潔で教育的な記事をいつも嬉しく思いましたし、皆さんもそうだと思います。しかし、もしそれがフォックス(ずる賢い)ニュースに掲載されたら、私は、「公平であってください。バランスをとって下さい」と要求しなければならないでしょうし、それで問題を複雑にしたでしょう。というのも皮肉を除けば、誰にとっても(ただしフォックスニュースは除きます)それらの言葉を口に出すのは初めてだからです。しかしながらMSNBCには、回りくどい説明の必要ありませんでした。良く書かれており、問題だけに集中しストレートに伝えてくれています。− 永い間延び延びになってきた地質学調査団に必要な資金を生み出す助けにもなるはずです。
予約と全旅程は、ここにあります。どうぞご参加ください。
お話したい事柄がまだあります。ロバート・ショックの新刊「海を渡ったピラミッド」に対し、誰もが好きな考古学者ギャレット・ファーガンが、最近、37ページにもおよぶ悪意あふれる否定的評論を発表しました。 マートの広間(Hall of Maat Website、英文)
ファーガンの基準も持ってしても節度を失いかんかんに怒ってしまったので、これは掲示板でのいくつもの新たな論争を引き起こしました。多くは”マートの広間”の住人の支持と賛美ですが、少なくない数の反対意見も混じっています。数で勝る不満分子が同様の支持をしていたようにも思われました。さらに、このファーガン評論とそれに伴った大騒ぎが、進行中のスフィンクス論争に関連する事柄に、新たに、ただし私にはおかしく思われる方法で、多種のトピックを加えました。エッセイはこの結果です。
もしあなたがファーガン評論をご存知無いなら、私の回答を読む前に、その評論と掲示板の書き込み等、出来るだけ多くの文を先に読んで、文脈に頭に入れておかれるのも悪くないでしょう。ファーガンを高く評価するということは、明らかに個人の好みの問題なのです。そして恐らくあなた方の多くは、そのような好みではないでしょう。そうであれば 私のエッセイ(英文) が何を言わんとしているか、おわかりでしょう。
私は、地質学調査団の資金を探しています。この調査の実施は緊急課題です。もし調査がなされないとスフィンクス(の降雨による侵食)理論自体は正しく科学的に証明されてはいても、今後は、学問的な置き去り、誤った伝達、さらに反対者により軽んじられる方向に進んでしまいます。関連する分野で専門知識をもった独立の地質学調査団による報告書こそが、世間に関心を与え、この論争を生かし続けるのに不可欠なのです。この報告書が無いと、この理論は埋葬されてしまいかねません。 続く
エジプト神秘の旅・日程 07年冬 07年2月20日−3月06日 07年3月09日−3月20日
本とビデオの新しい評論(英文): 自らの分野への顕著な寄与ばかりでなく失われた太古の知性の現実性と特質の両方を示そうとする貴重な探求に対して顕著な貢献をしめしている、数少ないすばらしい本など。